ボンデ(リン酸亜鉛)とは
ボンデ(リン酸亜鉛)とは、金属表面にリン酸亜鉛を主成分とする皮膜を化学的に生成する表面処理技術です。この処理によって金属表面に形成される皮膜は、不溶性で耐食性の高いリン酸塩皮膜になります。
また、ボンデリューベ処理とも呼ばれ表面処理の一種です。リン酸亜鉛皮膜処理とI亙属石けんを組み合わせた化成処理を施し、鋼材の表面にリン酸亜鉛皮膜と金属石けん層、未反応石けん層を形成します。これにより、冷間鍛造時の金型と被冷間鍛造用潤滑皮膜処理(ボンデリューベ)について加工材の焼き付けを抑制し、摩擦力を低く抑えることで塑性加工がしやすく、金型の寿命が長くなります。